ここはオレのゴミ屋敷!

SFと読書感想・古物・古書などの事を書きますが、たいがいは取りとめのない話が中心になります。。

君の心が戦争を起こす

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

物凄く遅れてのあけおめ!(または旧暦用)

他に語ることはないのでさっさと本題にはいる。

『君の心が戦争をおこす』という本がある。著者は羽仁五郎。映画監督羽仁進の父でもある。

その思想的な立ち位置はマルクス主義を表明し、学生運動明治維新は農民一揆からはじまったや、1968-1970年当時の学生運動を支持したことから、左派思想人であるのは用意に分かる。

個人として、いくつかの著作、例えば代表作『都市の論理』とかかじってみたが、数ページであきらめてしまった思い出がある。難しいというよりも、当たり前なのだが、文章が固くて読みにくい。ようするに初心者向ではなくて、ある程度の知的錬度が高い人向けの印象だ。

そんな羽仁が、一般に向けて分かりやすく自身の論説を述べたのが本書だ。その内容は権力とそれに付随する何かしらに対する批判と、それらの同調圧力と言われるものに独自の理論で対抗するようにする呼びかけになっている。

さて、ネットでは「ガンダムは戦争賛美だ」と本書で書かれていて、それが批難されたり、またその擁護みたいなものもあったのだが、実は本書にはガンダムのガの字も出てこないのだ。

ちなみに、それに近いのは記されはいる。
コレ↓

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ここには宇宙戦艦ヤマト銀河鉄道999スター・ウォーズはあるがガンダムは無い。

つまりは、批判派も擁護派も皆んな読まないであーだこーだといっているのだ。

どうして、こんな妙ちくりんな事になっているのかは断定はできないが、おそらくネットにある本書のレビューから尾ひれがついて、こんな事になっているとしか考えられない。30年前ならともかくも、現在まで羽仁五郎の名を知っている者なんて自分のような少数な酔狂者くらいしかいないだろうし。

つまりマジで誰も読んでいないのに騒いでいたのだ。

だから批判派も擁護派も、まさに「自分の信じたいものを信じる」状況になっている様を見てまさに「なんだかなぁ~」なのである。


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